こんにちは!
検査技師の嶋崎です😀
今回は、『インフルエンザの検査』についてお話いたします。
皆さんは検査を受けたことがありますか?
私は昨年にインフルエンザにかかってしまい、辛い思いをしました👿
インフルエンザの検査・・・・とてもつらい検査ですよね。
普段は検査をしている身なのですが、実際検査される立場になってみて改めて実感しました。
では、この検査どのように行っているのいるのでしょうか?
検査中目をつぶっていたり、よくわからず痛い思いをしている患者さんに知っていただきたいと思いまして、
検体採取の講習会に参加した際に、勉強してきましたことを皆さんにお伝えさせてください。
当院では鼻腔ぬぐい液での検査を行っております。
鼻から綿棒を差し込んで採取する方法です。
⭐️鼻腔の構造
鼻腔には3つのお部屋があり、それぞれ上から、【上鼻甲介・中鼻甲介・下鼻甲介】といいます。
綿棒はこのうち一番下のお部屋の下鼻甲介を通ります。
⭐️咽頭の構造
咽頭は、鼻腔の奥から舌の後方の部分まで縦に長い空間で、【上咽頭・中咽頭・下咽頭】の3部位に分かれます。
インフルエンザの検査はこのうち上咽頭から採取をします。
この検査は、感度が約80-90%にも及ぶのです‼️
ティッシュに鼻をかんだ鼻かみ液でも検出はできるものの、検出感度は低下します。
感度が良い鼻腔ぬぐい液で検査することにより、検出率を上げます☝🏻
💁♀️検査に適した鼻は?
検査する前に『左右で鼻が詰まっている方はありませんか?』とよく患者さんにお聞きします。
🔸左右どちらかに鼻詰まりがあった場合鼻詰まりのない方を優先して採取を行います。
→鼻が詰まっていると鼻腔が膨張していて綿棒が通りにくいので、なるべく詰まっていない鼻の穴を優先します。
採取後、鼻水に血が混じってしまうことがありますが、やはり鼻に炎症が起きているとそれだけ傷つきやすく、
詰まっていると余計に鼻腔が狭くなるのでその可能性が多くなってしまいます。
申し訳ない気持ちでいっぱいですが、きちんと採取させてください。
また、鼻の通り道が湾曲している人は事前にご申告ください。
🔸湾曲していると綿棒が通りにくいため、湾曲していないほうの鼻から検査をします。
上咽頭の粘膜を綿棒で擦りたいので、鼻汁が多い方は、
🔸鼻の軽くかんでから検査させていただきます。
よく、鼻水をとるから鼻水が多い方が良いと思われがちなのですが違うのです。
このようにインフルエンザの検査は行われます❗️
痛いのもちゃんと理由があっての事なのです。
それと、感染してからすぐの検査はウイルス量が少ないため検出率は低下します。
発症初期に行った検査結果が陰性だった場合は、翌日の再検査も必要になってきます。
検査法の他にも、検査する時間も重要なのです☝🏻
以上検査インフルエンザの検査についてお話しいたしました。
痛い検査なのでインフルエンザにかからないように対策する事が一番です✨
前回、成田看護師がブログにも書きましたが、
手洗いうがい、人混みにはマスク着用で感染対策をバッチリ行ってください☝🏻
私も今年はインフルエンザにかからないように気をつけます😓