こんにちは。
院長の入谷です。
前回の記事が好評であり、
多くの方から続きはないのかと問い合わせがあったため、
続きを書きます。
「仕事の報酬」というものを考えるとき、
「報酬」というものには、
二つの種類を考えます。
「自ら求めて得るべき報酬」
「結果として与えられる報酬」
しばしば混同されてしまいます。
例えば、「収入」や「地位」
これは、そもそも「自ら求めて得るべき報酬」ではありません。
良い仕事、優れた仕事を成したとき「結果として与えられる報酬」です。
ただし、どんなに仕事が出来ても、評価する人に好かれなければ損をすると思います。
(媚びろということではありません)
当院の場合、「理念経営」を第1に挙げていますので、
仕事が出来ても、「関わる人全てに安心を幸せを届ける」を無視した仕事のできるは、一切評価しません。
本人の自己満足とでしか捉えてません。
これに対して「能力」「仕事」「成長」というものは、「自ら求めて得るべき報酬」です。
仕事を通じて、それをいかに得ることが出来るか。
それを、日々考え続けるべき報酬です。
その二つの違いを深く理解する事が重要です。
いま世の中には、このことに関する「錯誤」が溢れています。
例えば、「キャリア・アップ」や「転職」のブーム。
書店には、「キャリア・アップ」についての本、
TVでは転職をあたかも正解だと思わせるようなCM。
いかに有利な職業に転職することができるか。
私はお金や条件のみで転職することは価値を下げると思っています。
「収入」や「地位」というものは、
「結果として与えられる報酬」だからです。
結果を出しており、それなりに満足している環境であれば転職すべきではないのではないでしょうか?
真に「仕事の報酬」=「能力」「仕事」「成長」という三つの報酬をもらえる職場が優れた会社だと思っています。
この報酬を求めないかぎり、「仕事」の本当の喜びは、決して得られません。
なぜ多くの人が、「働く」ということに、喜びを感じなくなってしまったのか。
それは、「目に見える報酬」に目を奪われ、「目に見えない報酬」を見失ってしまったからではないかと思います。
そうであるならば、私たちは、その見失ってしまったものを、深く、見つめなければならない。
そして、それを、深く、求めなければならないと思います。