おつかれさまです。
こんにちは。在宅診療部 中村(み)です。
今日は、珍しく訪問診療の話を書いてみたいと思います。😁
私もそんなに詳しいわけではないですが、知っているか知らないかで、負担が変わってくるので、知識として頭の片隅に入れておいていただければ、と思います。
訪問診療を受けることができる患者さん、というのは、
訪問診療を受けている患者さんは、月1回、在宅時医学総合管理料(略して在医総管)という管理料をとって診療を受けています。
その中には、提供する物品であったり、処置が含まれています。
提供する物品・・・、例えば、ガーゼや経管栄養に使うボトルやシリンジ、テープ類がそれにあたります。
一般に外来を受診するよりも若干割高に感じるところはあるかと思います。
訪問診療を受けていらっしゃる方で、ガーゼを自分で購入してくださったり、準備してくださる方は結構いらっしゃいますが、一応、費用に含まれています。
訪問診療・・・、たしかに外来よりも少しお高いイメージがあるかと思います。(実際、外来に通院されるよりも、請求金額は高くなります。)
ただ、訪問診療を受ける対象の方、というのは、
・医療機関に通院ができない方
という要件があります。
通院ができない方たちは、外来に行くために、ヘルパーさんや介護タクシーの手配、車いすの準備…etc。などが必要になったりします。
介護タクシー、まではいかなくても、タクシーを手配したりすることが必要になるかと思います。
労力もかかります。労力、という言い方はちょっと違うのかもしれませんが…。
それらの負担を考えると、24時間365日具合が悪くなったら往診してもらえる、という安心感が担保されることになります。
なので、一概に割高になる、ということではないのです。(割高にしかならないのであれば、だれも訪問診療受けませんよね?)
皮膚科などで往診に訪問した際、「さっきドラッグストアに行って買ってきたんです~😔」とやたらと強力な粘着力のテープを見せながら言われたら、
こちらも「え??」(渡せるのになぁ…)
となってしまうことがあります。
すぐにそろえなくてはならない場合は、もちろん、ドラッグストアなどで最低限購入していただきたいのですが、
たとえば、皮膚科で往診・処置が必要なくらいのものである場合、たくさんの衛生材料を使用することになってしまいます。
(ただし、やはり常識の範囲内、というのがあるので、5㎝四方のガーゼを止めるのに10日でテープ1巻き使用した、と言ったら、こちらも「え??なんでそんなに?」となります)
たまに、(良かれと)に物品を言われるがままに購入されている方もいらっしゃったりして、
たしかに「良いもの」であることがほとんどではありますが、訪問している医師や看護師、相談員にご相談いただければ、と思います。
手探りで、の部分も多々ありますが、一緒に考えていければ、なお幸いです(*^▽^*)