あけましておめでとうございます!
事務の長田です。
お正月、皆さまどんな風にすごされたでしょうか。
私は、都内の実家に子どもを連れていき、お正月のごあいさつをしてきました。
(年末にも会っているんですけどね。笑)
従妹夫婦に赤ちゃんが生まれたばかりで、ほやほやの赤ちゃんに癒されました…。
うちの息子も、1歳になったばかり、まだまだ赤ちゃんですが、比べるとずいぶん成長している!と感じました。
ということで、私も4月に産休を終えて職場復帰し、しばらく経ちました。
戻るにあたって「在宅診療部」所属となり、これまでとは違った働き方をするようになりました。
外来と違って、直接患者さんのお顔を見て対応するわけではないですが、違ったやりがいがあるなぁと感じています。
在宅診療部ってどんな人がどんなふうに働いているんだろう…というのは、想像がつきにくいのではないかと思いますので、これを機に、私が思う、いりたに内科の在宅診療部についての魅力(スタッフが働く上でのやりがい)を書いてみます!
◎そもそも在宅診療って…
外来に通っていたけど歩くのがだんだんつらくなってきた、認知症が進んできて家族がつきそって外に受診するのが大変、寝たきりで病院に通えない…等のお宅に訪問して診療を行うことです。
素敵なところ①家族ぐるみのお付き合いができる
もちろん、外来にもご家族で通院してくださっている患者さんはいらっしゃいますが、在宅診療においては、患者さんがご高齢であることが多く、そのご家族様とやり取りさせていただくことが外来に比べてとても多いです。
患者さん自身がご自宅でどう過ごされたいか、ということはもちろん、ご家族様が親御さん等にどう過ごしてもらいたいのか、といった、ご家族の想いも伺った上で、診療を行っています。
そういったいろいろな方の「想い」に触れながら仕事ができるということは、責任重大だと思いますし、どうにかしてやれることはないか…とチームで動いていくのは、とてもやりがいがあることだなと感じています。
素敵なところ②「治す」だけではない
外来に通院されている患者さんは、基本的には「治してほしい」「良くしたい」から来てくださっているのではないかと思うのですが、在宅診療を行っている患者さんは、その限りではありません。
もちろん、在宅診療で治療をしていくうちに、外来通院が可能になるくらい元気になるという患者さんも中にはいらっしゃいます。
ただ、そもそもがご高齢で歩くのが難しくなって…という方が多いので、お若い方のように「コレステロールの値が悪いから、薬や運動で治療して、改善してもっとバリバリ働こう!」というようなイメージではなく、「楽しく元気で暮らしていけるように数値をコントロールしていきましょうね」といったイメージでしょうか。
積極的に治療もできるし、ゆったりと過ごしていけるような治療のみを選ぶこともできるし、そういったことを選択できるということも、それを相談しながら決めていけるのも、いいなぁと思います。
そんなことはあまり外来で一スタッフとして働いていると考えることが少ないので、「自分がもっと年をとったときにどう生きていきたいか、自分の親にどうなってほしいか」等を考えるきっかけがたくさんもらえており、自分の人生観を深められているなぁと感じています。
◎一緒に働いているひと
・医師
当院では、外来に出ているほとんどの医師が在宅診療も担当しています。
そのため、外来に通っていたけどいきなり変わるのは不安…という患者さんにも、安心していただけるのではないかなと思います。
・看護師
ご自宅でも、もちろん採血や心電図の検査や、点滴等の処置を行うことができます!
・事務
一緒に訪問に同行する事務と、事務所で内勤する事務がいます。
お問い合わせのお電話を受けたり、診療費の計算をしたりしています。
・相談員
訪問診療に関わる様々なことについて、相談を受けます。
病院だけでなく、ケアマネジャーや訪問看護師とも連携をして、患者さんやご家族にとってよい環境になるように、日々心を砕いてくれています。
スタッフ目線でご紹介してきましたが、少しはどんな人が何を考えて仕事をしているか、伝わりましたでしょうか…。
当院の在宅診療部のよいところは、みんなが患者さんに真剣に向き合っており、職種に関わらず全員チームプレーでいつも動いているところだなぁと我ながら思っています。
自分たちのことを自分で言うのもおかしな話ですが、皆いつも一生懸命、患者さんや患者さん家族にとって何がいちばんよい形か…ということを考えています。
在宅診療は、当院が開業した当初から行っていますが、2018年に部署として独立し、そこからも多くの患者さんの診療を行ってきました。
たくさんの患者さんを診て、部署も大きくなってきたことで、より患者さんやご家族様から「どうしたらよいかな」といった相談に乗れる環境を作ってこられているのではないかと思います。
きっと外来に通院されている元気な方からすると謎の多い「在宅診療部」ですが、興味を持ってくださった方は、気軽にHPやパンフレットをのぞいてみてくださいね!
(外来にも置いてあります♪)
遅くなりましたが、2022年も、どうぞよろしくお願いいたします!