こんにちは。
在宅診療部 中村(み)です。
今日は当院で訪問診療をしている患者さんの活動?活躍?についてご紹介したいと思い、ブログを書いています。
肢体不自由であり、気管切開をしていたりしているのですが、健常者?である私(たち)よりも前向きに生きています。
数か月前まで、話をするときも、筆談が常でしたが、今はいろんなことを話してくれます。
先日、気管カニューレの交換に伺った際、杉並区から依頼を受けていろいろな講演活動をしているというのです。
まだまだお若い(20代後半)なのに、いろいろ教えてもらうことが多くて・・・。
一般的に【障碍者】というと、
・生きづらそう
・障害を持っているだけで「不幸」
というイメージを持たれたりすることも多いようですが、果たしてそうなのか??
ということをすごく考えさせられます。
たしかに、彼については、高いところのものが自分では取れなかったりすることが不便と感じることはあるようです。しかし、だからといって、それが「生きづらい」わけではない。
そういう人を見かけたら、
「お取りしましょうか?」や「引き戸を開ける、押さえておく」
などをするだけでよいのだな、ということも…、「生きづらい」もとい、「不便さ」を軽減するための行動になる。
ということを改めて思い知らされました。
…今後も、障害と生きることについてたくさん講演をしていくとのことでした。
また機会があれば、話を聞きたいな、と思います。