こんにちは、看護師の中村(尚)です。
今回は、健診項目にある胃カメラ・バリウム検査の違いについて紹介したいと思います🏥
胃カメラ(内視鏡検査):先端に付いた小型カメラで直接胃の中を観察する検査で色の変化やわずかな粘膜の隆起や凹み、模様のちがいを認識できます。もしガンが疑われたら、組織を一部採取して(生検)ガンかどうかの確定診断をつけることができます。
バリウム検査(胃透視検査):飲んだバリウムを胃の中に薄く広げて、胃の形や表面の凹凸をレントゲンで観察するものです。
白黒の影絵を観察し、凸凹のない平坦な病変や色の違いは認識できません。
検査後、バリウムを排便するために下剤の内服が必要です。
また、ガンが疑われた場合、異常があった場合は精密検査として胃カメラを行う必要があります。
胃カメラ、バリウム検査の両方を経験している方も多いと思います。
私も両方経験しているので、体験談を少しお話しさせていただきます。
胃カメラ:胃の泡を消す液体のお薬を飲みます。
喉の麻酔のゼリーを口に含んで5分待機。5分後、麻酔のゼリーを口から吐き出します。
鎮静剤(眠る薬)を使用するための針を挿入し準備。
検査中ですが・・・鎮静剤(眠るお薬)を使用し、寝ている間に検査終了したため、全く苦痛はありませんでした。鎮静剤(眠る薬)使用なしでの胃カメラ検査も行ったことがありますが、ぼーっと遠くを見てゆっくり呼吸している間に苦痛なく検査できました。
組織採取(生検)がなかったので、検査後1時間で食事や水分摂取できました。
※鎮静剤(眠る薬)の効き方には個人差があります。
バリウム検査:胃を膨らませる発泡剤を飲んだ後、バリウムをゴクゴク飲み、検査開始。ゲップが出そうになりますがひたすら我慢💦
検査台の上で右に左に、うつ伏せに・・・とゴロゴロ指示通り自分で動きます。
この間もゲップは我慢です😢
途中、胃の部分を押され、これが一番嫌かも・・・という感じでした。
検査後、下剤を2錠もらい内服し終了💊
食事、飲水は検査後すぐにできました🍞
当院では、胃カメラ(内視鏡)検査ができます。ご希望により鎮静剤(眠る薬)のご使用も可能です。
また、より細いスコープで行う鼻からの胃カメラも行っています。
「怖い」というイメージをお持ちの方もいると思いますが、検査してみると意外に「こんなに楽にできるのか」というのが私の感想です✨
胃カメラを検討中の方の参考になればと思います。
ご自身の健康チェックのために胃カメラの健診、いかがですか。