「水イボ」は、子どもによく見られるウイルス性に皮膚感染症で、
とくに5歳以下に多いといわれています。
皮膚に小さな丸いイボができる以外に特に症状はなく、痒みや痛みもありません
基本的に自然治癒することが多いものですが、まれに全身に広がって悪化したり、ほかの子どもにうつしてしまう場合もあります。
どんな症状?
症状としては、主に小児の体幹や四肢に粟粒大~数mmまでの光沢のあるイボができて、徐々に数が増えてきます。
水イボは基本的には痒くないのですが、気になって触ったりしますね。
感染のタイプは接触感染のため、掻いたり触ったりすることでうつってしまいます。
また、アトピー性皮膚炎などがベースにあると、痒くて掻いてしまうことが多いので
うつってしまうことが多くなりますので、皮膚科医にご相談ください。
<日常生活での注意事項>
感染防止
水イボの感染力は弱いのですが、家庭内では兄弟間で高率に感染を生じます。
兄弟間での感染防止のためには、タオルを共用しないことや、別々に入浴するなど の注意が必要です。
また、水イボを引っ掻いた手で他の場所を触るとイボが増えてしまいますので、患児には水イボがうつる病気であることをよく説明し、イボを触らないように指導して下さい。
スキンケア
乾燥肌のお子さんやアトピ―性皮膚炎のお子さんは水イボの感染を生じやすいので、肌が乾燥しないように保湿のスキンケアが重要です。
乾燥した肌は傷など無 いように見えても、皮膚のバリヤー機能が低下していますので、
乾燥肌の部分には普段から保湿効果のあるクリームや乳液でお手入れをしましょう。