いりたに内科クリニック

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「勝榮会文庫」について、からの本の紹介 その3

こんにちは。
本部の森田です。

今回は、オフィスにあるスタッフなら誰でも利用できる「勝榮会文庫」についてお話します。
それがこちらです。

 

この本棚には医療に関する本はもちろん、自己啓発本、経営に関する本、人材育成・組織形成に関する書籍が並んでいます。
またスタッフの自己成長に役立つ書籍であれば、希望すると購入してもらえます。
オフィス内で新しい本との出会いを提供し、スタッフのスキルアップを図ることができます。

漫画もあります。
・SLAM DUNK(スポーツ漫画の最高傑作)
・鬼滅の刃(呼吸器内科なので「呼吸」が大事)
社員や内定者の他にドライバーさんも利用していて、置かれている本のほとんどは誰かしらが読んでいます。
私は本を読むことは好きなので、実のところ購入負担が減り助かっています。

そんな勝榮会文庫にあった、私が最近読んだ本がこちらです。

夏川草介『スピノザの診察室』(水鈴社)

この本は、今年6月にスタッフ数人で参加した、高知県での研修の際に講師の方がおすすめしていた本です。
勝榮会文庫は、評判のいい本、おすすめされた本などはすぐに入荷される不思議な本棚なんです。

【あらすじ】
雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。三十代の後半に差し掛かった時、最愛の妹が若くしてこの世を去り、 一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。 哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが……。

 

『神様のカルテ』で有名な著者さんですね。(まだ読んだことありませんが)
「終末医療」について考えさせられる一冊でした。
医療の技術は日進月歩ですが、最期は人と人との心のつながりだという事を改めて感じました。
箱の大きさや肩書きではなくそれぞれの役割を全うする。医療業界に限らず全ての業界に通じる、心が穏やかになる作品でした。

前回の投稿で「積読本」を今年中に片付けたいとあげましたが、
このように寄り道ばかりしているので中々減りません。
どうやら来年に持ち越しとなりそうです。
しょうがない。世の中にはたくさんの素晴らしい本が溢れているのだから。キリッ!