肺炎球菌

肺炎球菌感染症について

肺炎球菌は、鼻咽頭に高率に定着する常在菌で、飛沫感染により伝播する呼吸器感染症の主要な原因菌です。
保菌者のすべてが発症するわけではなく、抵抗力の低下や、粘膜バリアの損傷等により、宿主と菌の間の均衡が崩れて菌が体内に侵入すると発症に至ります。
肺炎球菌は日常の環境下で生活を送っている人にみられる肺炎の起炎菌としても最も重要であり、それ以外にも慢性呼吸器感染症、中耳炎、副鼻腔炎、敗血症、髄膜炎等の原因にもなります。

高齢者肺炎球菌ワクチンについて

65歳以上の方を対象に接種します。（5年に1回）
接種量は1 回0.5mL を筋肉内または皮下に接種します。

ワクチン費用

8,000円（税別）
※高齢者肺炎球菌「定期費用助成」対象者で、予診票をお持ちの方は、予診票への記載額で実施致します。

接種時の注意

肺炎球菌ワクチンの接種は、5年に1回です。接種に際しては、ご自身の接種履歴を必ず確認してください。
過去5年以内に肺炎球菌ワクチンを接種されたことのある方では、同剤の接種により注射部位の疼痛、紅斑、硬結等の副反応が初回よりも頻度が高く、程度も強く発現すると報告されています。