小児ぜんそくの原因
小児ではダニアレルギーによるアトピー型ぜんそくの割合が高いのが特徴です。ウイルス感染によるものや、食物アレルギーによるぜんそく発作もあります。
小児ではダニアレルギーによるアトピー型ぜんそくの割合が高いのが特徴です。ウイルス感染によるものや、食物アレルギーによるぜんそく発作もあります。
年少児だと機嫌が悪い、食欲がないなどの症状があることもあります。小児は気道内径が狭く、粘液分泌が多いこと、呼吸運動が小さいことなどから、予備力が小さく、急に重症化することもあるので、より注意が必要です。
呼吸困難を伴う喘鳴(ウイルス感染によるものも含む)が3回以上繰り返した場合を小児ぜんそくと診断します。小児では、IgE高値で、ダニRAST陽性のアトピー型ぜんそくが多いのが特徴です。
2歳未満の乳児であれば、間欠型、軽症持続型では抗アレルギー剤の投与や発作時の程度に応じた治療、中等症持続型では、長期管理として吸入ステロイドの投与が適応になります。中等症以上では、ロイコトリエン受容体拮抗薬や、インタールの吸入、β2刺激薬の貼付あるいは経口テオフィリン製剤も考慮されます。
2歳から5歳の幼児では軽症持続型から吸入ステロイドの投与が考慮されます。