心電図上で計測されるQ波からT波までの時間が長くなり、トルサードポアンツと呼ばれる特殊な不整脈をおこします。10歳~20歳代の若い方で失神発作を繰り返すときは、この病気を疑います。
心電図上で計測されるQ波からT波までの時間が長くなり、トルサードポアンツと呼ばれる特殊な不整脈をおこします。10歳~20歳代の若い方で失神発作を繰り返すときは、この病気を疑います。
先天性QT延長症候群は、遺伝子異常によって発現するので、さまざまな遺伝子異常のタイプによって細かく分類されます。後天性QT延長症候群は、薬物や電解質失調などが原因となります。抗不整脈薬と向精神薬が原因としてよく知られますが、抗生物質、高脂血症薬、抗アレルギー薬でも起こることがあります。電解質異常では低カリウム血症に注意が必要です。
遺伝子異常の型によっても異なりますが、β遮断薬が用いられることが多く、場合によって外科的治療が行われることもあります。