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花粉症

花粉症

花粉症

花粉症とは、花粉が飛散し、鼻や目に付着しアレルギー症状をきたす疾患です。
鼻の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどがあり、目の症状としては目のかゆみ、結膜の充血、涙が出るなどがあります。
花粉症のなかでもっとも多いスギ花粉症は、近年著しく増加しています。理由として食生活や住宅環境、大気汚染やストレスなどの生活環境の変化などが考えられています。

症状

花粉症によっておこる症状は、主に花粉の付着する鼻や目に現れます。
鼻の症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりが三大症状で、原因となる花粉の飛散時期に一致しておこります。
ただし、1年中このような症状がある埸合には、ハウスダス卜によるアレルギー性鼻炎が考えられます。
花粉量が多いときには、 全身のだるさ、熱感、頭痛、めまいなどの全身症状が現れることもあります。

原因

アレルゲンとなる花粉は50種類以上もありますが1年のなかである季節に限って症状のある場合は、その季節に飛散する花粉が原因だと考えられます。
代表的な花粉飛散の時期は、スギ花粉2〜4月、ヒノキ3〜5月、イネ科の植物であるカモガヤ5〜7月、ブタクサ8 〜10月、ヨモギ8月末〜11月です。

治療

治療でもっとも大事なことは花粉との接触を避けることです。
花粉が飛散する季節はできるだけ窓を締め、花粉飛散の多い時期や多い日には外出を控えるようにしましょう。 外出の際は、マスクやメガネを使用し、帰宅後は鼻をかみ、目を流水で洗い、うがいをすることが効果的です。

花粉症の薬物療法

主に第二世代抗ヒスタミン薬を中心に、重症度に応じて、点鼻薬や他の抗アレルギー薬を組み合わせます。

日常生活の注意

少しでも症状を軽くするため、次のような点に注意しましょう。

  • 花粉飛散情報を把握すること(テレビ、新聞、インターネット)。
  • 花粉の暴露を避けること(外出時、帰宅時、在宅時)。
  • 健康管理(ストレス冋避、十分な睡眠、 かぜ予防、過度の飲酒・喫煙の禁止)。
  • 初期治療法の認識(服薬を守るなど)。
  • 食事は、高たんぱく食や高脂肪食を避け栄養バランスを整える。
  • 十分な睡眠をとり、疲れやストレスをためないようにする